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掲載日:2017/07/04

漢方だより第15号を発行しました

記事の一部を紹介します。

「夏バテの漢方治療」
日本の夏は蒸し暑く「暑」と「湿」が原因で体調不良を起こしやすくなります。主な夏バテのタイプと代表的な漢方薬を紹介致します。
@夏の暑さによる夏バテ
「暑さ」のため体がだるく疲れてしまい食欲が低下し、漢方でいう「気陰両虚」(きいんりょうきょ)の状態になります。体のエネルギーと体液が不足している状態です。このような夏の厳しい暑さによる夏バテの時の漢方薬は清暑益気湯です。
A胃腸症状が主体の夏バテ
胃や腸などの消化器官は「湿」を嫌うため、夏になると食欲が落ち胃腸機能の低下のため消化不良を起こしやすくなります。この時の漢方薬は六君子湯です。また暑さのため冷たいものを摂り過ぎてしまい、お腹が冷えて胃腸の負担がさらに増えます。このような時の漢方薬は人参湯です。
B冷え(クーラー病)が主体の夏バテ
長時間冷房にあたり、体や手足が冷えてしまって体調不良となる夏バテもあります。このような時の漢方薬は当帰芍薬散でや桂枝人参湯です。
もちろん、本人の体質や症状に応じてこれ以外の漢方薬も有効です。
夏バテかな?大丈夫かな?と気になるときはどうぞご相談ください。暑い夏を漢方薬で乗り切りましょう!

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