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掲載日:2014/10/01

漢方だより第4号を発行しました

記事の一部を紹介します。
「“咳”の治療に漢方を」
季節も変わり、さわやかな気候で過ごしやすくなってきましたが、こうした秋の乾燥した気候は、私たちの体に影響を及ぼします。特に、肺や鼻・気道がその影響を受けます。症状として、口や鼻・喉の乾燥、口の渇きなどの他、空咳(痰を伴わないあるいは少ない痰)や痰が粘り気があり吐き出しにくいなど良く見られるようになります。漢方では、このような症状には、「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」を使います。主薬となる“麦門冬”は、庭などによく植えてある“ジャノヒゲ”の根の膨らんだ部分に含まれる生薬で、私たちの体(特に肺)に潤いをもたらします。「麦門冬湯」には、その他に5種類の生薬が入り、体の潤い不足を補うと共に咳を止め痰を切り、体に元気をつける漢方エキス剤です。他にも症状に応じて「滋陰至宝湯」「滋陰降火湯」などを使います。また、秋は昼夜の温度変化が大きい季節でもあります。昼は過ごしやすくても、朝晩は冷え込むことがあり、衣類で調節することが大切になります。

この他にも、「“秋”になると燥邪を要注意」「秋から冬のお肌のトラブル〜乾燥肌を漢方で潤い肌に〜」「“さんま”の栄養と効果」「秋の味覚“柿”に隠された美容と健康効果」「“梨”で肺を強くしましょう」「秋の旬な食材〜クルミ〜」「知られざる“里芋”パワー」などがあります。

来院の際は、是非ご覧ください。


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